上高地  

                       H20年12月31日(水) ~ H21年1月1日(木)元旦
                              天候 曇        天候 曇~雪

memo

大晦日31日より山友と新年早々上高地を散策してきました。
当初は旅費節約のため青春切符で往復しテント持参で徳沢まで行く予定でしたが
週間天気予報をチェックしながら山友と連絡しあっているうち予定が段々と変わってくる。

考え方や行き方の違いから折り合いがなかなかつかず計画が一旦白紙状態に、、、
それでもこの機会に一度は冬の上高地に行ってみたい強い思いがフツフツと湧き計画が復活する。

青春切符の旅は時間のロスやその他諸々の問題でキャンセル、
最終的に車で移動する事になり山友の車で上高地に行くことになりました。

自宅を朝7時過ぎに出て平湯に到着後、安房峠の有料道路750円X2(往復)を払って沢渡まで偵察に走る。
車中泊を平湯駐車場か沢渡駐車場のどちらかでするということでシュラフや寝具類は個々持参している。

「こんな機会は滅多にないことやし一生一度の贅沢と思って元旦くらい旅館に泊まろうな」(と言ったかどうか)
山友の誰かさんのそれらしき言葉で話が決まり、急遽、中の湯温泉旅館へ電話で予約することになった。
ここは宿泊客へのサービスとして旅館のマイクロバスで釜トンまで往復送迎してくれるのです。

 

今夜の宿となった中の湯温泉旅館             軒下のつらら

 

中の湯温泉玄関前よりの景色                霞沢岳

 

玄関奥には山の写真と正月のお飾り           部屋の窓から屋根越しに霞沢岳

温泉旅館に泊まってみれば最高の食事と最高な温泉、暖かい部屋で仲間と楽しい山談話、
サービスも行届き旅館の皆さんも感じの良い方ばかりで大変満足しました。泊まって良かった!(^^)

夕食までの時間、持参した美味しいお酒とアテで小宴会、しばし盛り上がりました。
そののち夕方6時半から食堂で豪華な食事、「あ、カメラを部屋に忘れた」(ご馳走を撮りたかったのに残念)
ゆっくりと食事を楽しんだあと24時間OKだという温泉へ。(私は寝る前に入るのが好きなんで)

(男性露天風呂だけ?)ここからは穂高が見えるらしいがこんな天気ではムリだろう。
温泉は最初から最後まで私の貸切で独り占め、、おまけに露天風呂から夜空を見上げると
満点の星とは言えずともナントナント星が頭上いっぱいにきらめいてるではないか!?
明日の予報は雪なのに星が出てる☆ 明日の朝にちょっぴり期待、、、

お肌も超ツルツルになったことやし好き勝手なことしゃべって楽しい時間を過ごし大満足!
後は寝るだけ〜ってんで午後9時頃に消灯、それぞれおとなしく就寝となりました。Zzzz.....

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2009年 元旦

初日の出は雲の中....   中の湯温泉旅館玄関前より

元旦の朝は午前4時半頃に目が覚めた。昨夜は一睡もできんかったとか冗談を言いながら
身支度を着々と済ませ??初日の出の写真を撮ったり出発時間ぎりぎりに玄関へ、、、
しかし、私の勝手な行動のせいで7時45分出発の送迎バスに乗り遅れたのだ。(汗)
が、団体さんを送迎するすぐ後の7時50分発のバスに乗せてもらうことができてラッキーでした。
中の湯温泉旅館の運転者さんありがとう!(^^/  山友さん迷惑かけてごめんなさい。(__;)>

そんなんで何とか無事に(^^;釜トンネルの入り口へ到着、
出発するときトンネル前で待機していた係員さんから行き先と冬山の装備等を質問される。
行き先は上高地散策ですが冬山装備はバッチリです。寒い中、ご苦労様です。(^^ゝ 

冬に上高地に入るのは私にとって初めてのことで美しい穂高の景観とスノーシュー遊びを
楽しみにしていましたが思ったより雪が少なくスノーシューの出番はなかったです。
それでも夏の雰囲気とは全く違った静かで美しいモノトーンの景色、、、
いっとき夢の世界へ入って行ったような、そんな不思議な気持ちになったのでした。

天候はほぼ予報通りで雲の多い年明けとなりましたが午前中は雪に降られないだけでも良かった。
釜トンネルをぬけると左手に陽を浴びて真っ白に輝く焼岳の姿が現れたのです。
「わ〜、キレイ!」思わず歓声を上げる。白い雲に混じって山頂から噴煙のでるようすも確認できました。
午前中は風もなくまずまず穏やかだったので気持ちよく散策できました。

 

釜トンネル前    トンネル内は節電のためか暗いが非常灯が所々にあったり
            仲間の灯りもあったので私はヘッデン点けず首に掛けたままでも歩けました。

 

トンネル内、電灯の点いてる所にテント。       釜トンネル全長 1310m 行きはずっと登りです

 

出口が見えてきた                      トンネル入口から徒歩25分でトンネルの出口へ

トンネルを出ると左手に焼岳、 こんな天気なのに焼岳の上空に青空が・・感動的でした。

 

夏はバスが通る林道を歩きます             

 

わっ穂高だ!左上に西穂がチラリ、辛うじて岳沢が、穂高は雪雲の中でした。

 

西穂の上空に微かに青空が・・                明神岳

 

焼岳  大正池より                      三脚をセットしたカメラマンの皆さん

 

上高地バスターミナル                     夏なら登山者や観光客で賑わう場所

 

河童橋より定番の景色 残念ながら穂高のてっぺんが見えません     霞んできた焼岳         

 

河童橋                             小梨平にテントがチラホラ

河童橋から小梨平を散策、明神に行っても何も見えんやろし午後からは天気が崩れるから戻ることにする。
取りあえずバスターミナルでお昼、食後にコーヒーとオヤツを食べていると凄い突風が吹いてきた。
私は最初からゴーグルをつけていたが山友はサングラスが飛ばされそうになったので帰路はゴーグルに付け替える。
雪煙を写真に撮りたくてカメラを出すと大事なカメラがいっぺんに雪まみれ・・雪を掃って慌ててザックに放り込む。

それと細かい作業で手袋を外すと直ぐに手が悴んできた。一度手が冷えると元に戻るのに結構時間がかかった。
温度計を見るとマイナス9℃になっている。上高地の冬でマイナス9℃はまだまだ序の口だと思う。

 

帰り  大正池                         静かなモノトーンの世界

 

スノーシューツアーの団体さん              夢から現実へ、、釜トンの入り口に帰ってきた

   

上高地よ、ありがとう!また来る日まで      未練たらしく何度も何度も振り返る・・

帰りの釜トンネルは下り坂になっているのでどんどんと歩が進む。
入り口に到着すると偶々中の湯温泉旅館のマイクロバスが登山者を乗せているところだったので
私たちもそのバスに乗せてもらって旅館まで帰ってきたのだ。 私達ってタイミングが良いよね〜
もう一度あの温泉に入りたかったけれど少しでも早く帰るため温泉はパスして帰路についたのです。
帰りの道中、高山から米原の先まで大粒のボタン雪が降り続きました。

 

車の中からパチリ!  道路は一面真っ白です

初めての冬の上高地、アルプスの雪山には登れないけれど考えさせられること多々あっていい体験でした。
山友さん長距離の運転お疲れさまでした。楽しい旅をありがとうございました。。



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