黒岳 標高 1,587m
H22年10月11日(日)
天候 晴
memo
九重の表銀座(勝手に命名)牧ノ戸登山口に変わって
今日は観光客のほとんどいない男池から黒岳に行ってきました。
今朝は5時起床、外はまだ真っ暗で外気は身震いするほどよく冷えている。
空には昨夜とは違った感じの星が空一面に広がっていた。
夕べの星が大粒のイエローダイヤ☆なら今朝の星はホワイトダイヤ☆といったところだろうか。
昨日は曇り空だったけど今日はお天気に恵まれそうだ。
外が明るくなって軽く食事を済ませ身支度して登山口となる男池に向かう。
朝早いせいか駐車場は車が少ない。
黒岳の原生林はブナが多く日本自然百選に選ばれイヌワシも棲むと言われている。
そんな自然いっぱいの黒岳に惹かれ機会があれば何時か行ってみたいと思っていた。
この山は以前登った平治岳と同じ男池が登山口となり入口で清掃協力金(100円)を払って
遊歩道へ入る。男池は日本名水百選にもなっていて池の底からは水がこんこんと湧いている。
男池 (この池の水は飲めるよ)
手前はケヤキの大木 根っこで岩を掴んでいます
かくし水 苔むした岩が続く登山道
遊歩道から登山道に変わって暫く歩くと「かくし水」だ。数年前初めてここに来たときタイミングが
良かったのか朝霧に陽が射し陽炎が揺れていた。妖精が棲んでいそうな神々しい場所だった。
かくし水からゆったり登っていくと ソババッケ、平治岳と黒岳の分岐点だ。
木漏れ日が射す
ソババッケ ソババッケから 右側に平治岳
大岩 風穴
谷間の登山道はずっと樹林帯で風穴まで苔むした大きな石がゴロゴロしている。
またまたゴーロ谷と勝手に名づけたい。(^^
暗くて深そうな風穴には下りられるようロープが吊るしてあるが入って行こうとは思わなかった。^^;
風穴から先はゴーロ谷の登山道に変わって今度はズルズルと滑り落ちそうな急斜面をほぼ直登するようになる。
こんな急斜面では下山時が、、、と、かなり心配だったけど思ったより大丈夫だった。(その間の写真なし)
急登が終わると天狗別れの案内板があったがそのまま高塚山へ行くことにする。
黒岳は天狗岩などを含めての名称らしいが、初めての山で帰りの時間も気になるので天狗はパスし
黒岳の主峰”高塚山”で大休止と決めた。
ツクシシャクナゲ 天狗別れ
ちょっとだけ紅葉 山頂
向こうは天狗岩 三俣山の頭が見える
大船山
祖母山を望む
由布岳を望む
山頂からは眺望もそこそこあって最初に目をひいたのは一際美しい由布岳だった。
眺むるも良し登るも良しの由布岳だ。
九重山群から山座同定ができない私でも天狗、前岳、大船山、三俣山、由布岳、祖母山、そのくらいは分かった。
山頂には途中追い抜いて行かれた男女お二人と単独男性、三脚で本格的に写真撮影をされていた男性がいた。
ミヤマキリシマの低木に遮られた山頂がより狭く感じたが写真撮影されていた方以外の
人たちは天狗岩を目指して大した休憩をする様子もなく引き上げて行かれた。
山頂で写真を撮ってもらったんだけど超ドアップで見苦しいので、、、 え、別に見たない!?(^〜^;
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下山
ちょっと紅葉 凄い生命力
ソババッケ ここで数人の登山者が休憩していた ソババッケを振り返る
下山後、登山口のお店のガラス戸に写っている自分をパチリ!
ソババッケまで戻ってきて小休止、時間的にもこのぶんなら天狗に行けたな〜そう思ったが後の祭り・・
まぁ、そのくらい慎重で丁度良かったのかもしれない。
大木が地にしっかりと根を張り苔むした岩に木漏れ日射すこの美しい森に何か特別なパワーを感じた。
流石に”日本自然百選”に選ばれるだけあって何処でもあまり見ることができない貴重な原生林だ。
本当に素晴らしい山で超満足でした。
黒岳よ、ありがとう! いついつまでも このままで・・・