南岳~天狗原 標高 3032,7m
H23年8月2日(火)
天候 曇時々霧雨
memo
三日目
槍ヶ岳→南岳→天狗原→徳沢
槍ヶ岳登山から一夜明けて窓の外を見ると辺りは一面のガス、、昨日のうちに登っといて正解やった。
こんな天気でキレットは私にはムリ、そやけど槍沢をそのまま下るのではあまりにもつまらんし・・
眺望はないけれどせめて南岳まで稜線歩きがしたい。
槍から西方面へ行くパーティが数組いたが気づけばテント場辺りから全く人の姿が見えなくなった。
そっか、皆さん、西尾根を槍平、新穂高と下って行かれたようでした。
『だ〜れも おらんなっても 全然 こわないで〜 行くぞ〜オォーー』 (´ `/
山荘前で テント場
テント場 中岳
槍ヶ岳から南へ大喰岳(3,101m)中岳(3,084m)南岳(3,032.7m)と続いているが大喰岳に気づかないまま
素通りしてしまった。中岳まで来て{あれ?大喰岳は?」
岩稜帯が続く 天狗原分岐
天狗原へ下って行った単独の男性 南岳
お二人は南岳新道を下り槍平~新穂高 (^^v
景色が見えないからやろな、南岳までとても遠く感じた。ようやく南岳に着き大休止で写真を撮ったりする。
同じく南岳山頂で写真を撮っている二人の男性に行先を訪ねると南岳新道から槍平、新穂高へ下ると言う。
単独の男性は天狗原から下ると言っていたが早いペースですぐに稜線から姿が見えなくなった。(><)
こんな天気だからこそ良いこともあった。中岳と南岳の間で(南岳寄り)雷鳥に二度出会った。
三匹の子連れ親子 めちゃめちゃ可愛いかった (^^)
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天狗原分岐を下る。
南岳から天狗原分岐に戻り稜線から下を見る。展望がきかないぶん急降下となる岩場は迫力を増していた。
慎重に下らなあかんのである程度下るまで写真はおあずけ、、、
けっこう下りてきたところでちょっぴり展望が・・たったこれだけ見えただけやのに、なぜか凄く嬉しかった。
岩場の下りもだいぶなだらかになって ようやく天狗原に着いた(お腹が空いたのでここで昼食)
雪渓があちこちに 天狗池の標柱
お天気ならこの池に逆さ槍が映る 最後の雪渓は踏み跡が?方向が分かりにくかった
方向が少しずれたが渡った後で無事に槍沢の天狗原分岐へ到着し、ここまで来てようやく一安心♪
ババ平 テント場 何処かのテレビ局?インタビューしていた
槍沢ロッヂ 横尾
激しい流れの あずさ川
美しい水の色
朝、槍ヶ岳をゆっくりめに出たとはいえ徳沢に着いたのがPm7時ちょうどだった。
なんぼ時間気にせんゆうても約12時間も・・・ウへ〜ッ
そないチンタラ歩いたつもりはないんやけど、、時間かかりすぎでねぇの(><)
徳沢に着くと、ロッヂに外来のお風呂があるので入れてもらいビールを買って真っ暗な道をとぼとぼテントに戻る。
ひとりで乾杯!♪
夜中、テントを叩く雨の音がしていた。明日もこんな天気なんかな〜、、
まぁ、雨でも晴れても明日帰るので私にはもう関係ないんやけど ZZzzz・・・
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8/2
三日目
myテント テント撤収して上高地まで2時間の道のり
上高地にて v(^^)v
今朝、時々薄陽が差していたけれど天気はやはり今イチで上高地からの穂高はガスのなかで見えなかった。
今年は天気の悪い日が長く続きこの時期に山行された人たちは私を含め皆さん大変だったと思う。
一日だけでも天気が良い日があればとの願いも虚しく景色は全くと言っていいほど見れなかった。
けど、大雨に降られなかっただけでもまだマシだった。
8年前、槍に行ったときは台風で小屋が大揺れに揺れ穂先に登れなかったので槍ヶ岳山頂は今回、初登頂でした。
計画通りにいかないことが多いけど今年もとても充実感のある夏山行きができたと満足している。
何より無事下山できたこと、山の神様に感謝感謝です!! さらばさらばじゃ、また来る日まで
(今回の反省点)
実は中岳を過ぎた辺りで左側に行かなアカンのにガスで周りが見えず岩尾根を直進してしまう。
早めに気づいて引き返したから良かったけど・・ こうして遭難していくんやろね〜 危なかった。
この場所は見通しが悪ければ間違いやすいところだと思う。
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(追記)
今回の山行で出会った花たちを忘れないうちに記載しておこうと思います。
後日数えてみると出会った花は記憶にあるだけでもザッと54種類も、、、それには自分でも驚きでした。
出会った順番はバラバラですが忘れないためにもここに花の名を書き留めておきました。(もっとあったかもしれない・・)
ツマトリソウ | ウサギギク | ギンリョウソウ | コバイケイソウ | ミヤマキンポウゲ | タカネシロバナグンナイフウロ |
イワカガミ | クルマユリ | ミヤマカラマツ | ツガザクラ | アオノツガザクラ | ベニバナイチヤクソウ |
サワギク | ウバユリ | ハクサンイチゲ | ヨツバシオガマ | タマガワホトトギス | コバノイチヤクソウ |
トリカブト | マイズルソウ | ハクサンフウロ | タカネシオガマ | センジュカンピ | タカネヤハズハハコ |
ソバナ | チングルマ | シナノキンバイ | エゾシオガマ | ハクサンシャクナゲ | クルマバツクバネソウ |
オミナエシ | ツガザクラ | ミヤマママコナ | ミヤマクワガタ | ミヤマダイコンソウ | ラショウモンカズラ |
オトギリソウ | テガタチドリ | ハクサンチドリ | イワツメグサ | オオバギボウシ | ミヤマアキノキリンソウ |
クモマグサ | イワベンケイ | オオバキスミレ | イワギキョウ | ベニバナイチゴ | タカネナナカマド |
クガイソウ | キヌガサソウ | ヤマオダマキ | ミヤマオダマキ | ゴゼンタチバナ | ナナカマド |